東予テクノクラブ 平成29年3月例会は、フィリッピンを基点に活動を進めている Global Eco-Lighting Solution Inc.が
製造販売している次世代照明と称する無電極放電ランプ(LDV)のデモンストレーションでした。
この照明システムは、これまでの水銀灯照明器具の代替照明として評価されていて、水銀灯に比べて、1/3〜1/2と言う
節電効果と、LEDと同等の省エネ効果を見込むことができる特徴があります。LDVは、電磁誘導の原理と放電による
発光原理により、両端に付いたコイルに高周波電流を流すことにより、フェライトコアに磁界を発生させ、その磁界により
ガラス管内に電界を発生させ、電界により放出された電子が粒子と衝突し紫外線が放出されガラス管に塗布された蛍光体に
より、可視光線に変換されて光として放出されます。LVDは蛍光灯や水銀灯と異なり、光の3原色であるRGBに必要な
三波長がブロードに発光されているので、自然光に近い発色で演色性にも優れています。LVDは、蛍光灯の10倍、
ナトリウムランプの約6倍、水銀灯の5倍、LEDの2〜3倍と言われている高寿命、高耐久性で他の照明器具に比べて、
メンテナンスフリーに近いと言えます。
参加者:平田利實、高石勝美、前野敏彦。 |