東予テクノクラブ の平成15年度第2回学習会が6月18日(水)18:30〜20:00
マリンパーク新居浜で行われた。
講師の大西健司氏が自らが経営するエクステリア関係の事業を通じて体験している
諸々の実績を元に話を展開された。昔は建物が出来れば良かった時代から主婦を主体に
洋風庭園のガーデニングが始まった。和風庭園の場合、庭師による手入れが必要なので
とても主婦の手によるガーデニングにはならない。
現在の家造りで新築は30代から40代までが多く、50代以上はリフォームが主体となる。
概して新築の場合予算的には建物が中心で、外構にはあまり余裕が無いので、エクステリア
業者にとっては厳しいものがある。庭の設計も金のかかる和風よりは洋風が多くなって
いる。また庭となるべき敷地も、車社会の影響を受けて、一家に2〜3台の駐車場
が必要になっていて、庭つくりもスペースが残っていないケースが多い。最近の建材には
外国産の輸入で安いものも多くなっているが、注文によって材料を取り寄せて見ると、生産地の
ロットが混ざっていることもあるようで、すべての材料の色や模様が揃っていなかったりで、
工事が終わってからクレームが付くこともあり、リスクも大きいのが悩みである。
自分の立てたエクステリアプランで完成したものが、発注者から評価されて喜んでくれたときは
嬉しくてやりがいを感じる瞬間である。
発注者が若くて、こちらと年齢差があるときは、商談や工事中などの話にも話題が
続かず、白けた会話になることがあり、年代のギャップに困ることが多い。
出席者:鈴木義人、前野敏彦、吉田准次、高石勝美、大西健司、の各氏。
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